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ウケデンタルオフィス・スタッフブログ

親知らずは抜かなければならないのか?

親知らずがあるんですけど、抜いたほうがいいんですか?
親知らずって必要ないんですよね?

こんな質問をたまに患者さんにされることがあります。

答えはケースバイケースです。


本来、人間は親知らずを含め32本の歯があります。北京原人やピテカントロプスの化石ではしっかりと親知らずがあってちゃんと上下で噛んでいたのです。
しかし、人間の進化?退化?で親知らずがもともと無かったり、はえてこない場合があります。はたまた変な方向にはえてきたりします。


親知らずがあってトラブルを引き起こすことは確かに多いです。
例えば、一番奥にはえてくるので、歯磨きが難しく虫歯や歯周病になりやすく、痛みを引き起こす原因になることも良くあります。
また、親知らずが斜めにはえてきて噛み合わせが悪くなったり、隣の歯に悪い影響を与えたりもします。
確かにそういう場合は積極的に抜歯をした方が良いかもしれません。


私自身、大学を卒業したてで口腔外科の先生に教わってた時はレントゲンで親知らずを見つけると、すぐに抜けー、抜けーと言われ毎週の様に親知らずを抜歯してました。
お陰様で、親知らずの抜歯が上手くなりました。

しかし、きちんとはえていて虫歯にも歯周病にもなってない親知らずは最近は積極的に残す様にしています。

何故なら、移植という方法があるからです。


例えば奥歯で止むを得ず抜歯しないといけない歯があったとします。
従来であれば、抜いてインプラント、ブリッジ、入れ歯という選択肢しかなかったところ、抜いた歯の所に、親知らずを抜いて移植するのです。

言い方が悪いですが、もともと噛んでなかったりして利用価値の無い親知らずであれば、ただそこに存在してただけなので、その歯を再生利用することができるのです。


この話をするとほとんどの方が、 「そんなこと出来るのですか?」
と言われるのですが、結構な成功率(80〜90%)を示します。

当然自分の歯を移植するので、他人の臓器を移植する様な拒否反応もありませんし、インプラントをするよりも費用的にも安く済みます。
ブリッジの様に隣の歯を削る必要もありません。

何よりも自分の歯で同じ様に噛めるというのは良い事だと思います。

親知らず移植症例1

親知らず移植症例2

親知らず移植症例3

移植治療を受けた患者さんに予後を聞くと全く違和感が無いとよく言われます。
インプラントやブリッジの様な人工物を入れるよりも、自分の歯というのはやっぱり良いのかもしれません。
改めて、人間の力というのは凄いと実感する次第です、素晴らしいですね。

歯の移植について詳しくはこちら

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OKマイクロエキスカを用いた再根管治療(その2)

明けましておめでとうございます、井関です。

今回は前回の続きで、根の外に飛び出てしまったガッタパーチャをOKマイクロエキスカを用いることによって、除去することが出来た症例をお見せします。

前回のように根の中から外に飛び出していても、繋がっていればまだ少しは除去しやすいのですが、(そうは言ってもなかなか難しいです)繋がっていなくて完全に飛び出てしまった状態は非常に難しいです。
レントゲンでみると簡単そうに見えますが、実際はマイクロスコープで根の中を覗き、根の外まで見ないといけないのです。根の外に向かって空いてる穴の大きさはおよそ直径1ミリです。
1ミリの穴の中でOKマイクロエキスカを動かすって想像つきますか?
そうとうエグいです。

そして、根の外はどうなっているかというと肉芽と言われるブヨブヨの血にまみれたお肉になっているのです。この肉芽を除去したり掻き分けてガッタパーチャを見つけるのです。
しかし、この肉芽はちょっと触るとすぐ出血して、マイクロスコープで見てる範囲は血の海になってしまいます。なので、出血したら止血してまたそーっと触ってガッタパーチャを探すを繰り返すのです、えらい大変です。
ようやくガッタパーチャを見つけてもこれにOKマイクロエキスカ引っ掛けるのもまた困難なのです。

OKマイクロエキスカ症例2

どうですか?見事に除去できましたね。
非常に嬉しかったです、患者様も喜んでました、良かったです。
この治療は絶対にマイクロスコープとOKマイクロエキスカがなければできない治療です。
数年前にはこんなことは出来ませんでした。
日々の積み重ねで出来るようになったと思います。
少しでも多くの歯を残せるように今年も研鑽を積んで参りたいと思います。

それでは、今年一年もウケデンタルオフィスを宜しくお願い致します。

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OKマイクロエキスカを用いた再根管治療

こんにちは、井関です。

根管治療のやり直しの治療のことを、感染根管治療と言います。
では、感染とはなんでしょう?
それは細菌がいるということです=細菌感染
本来、根管内には細菌が全くいません。それが何かしらの理由で細菌が根管内に侵入し、住み着いて増殖していきます。 その細菌が原因で、痛みが出たり、疼いたり、噛んで違和感があったり、歯ぐきが腫れたり膿が出たりします。 なので感染根管治療は根管内から感染(細菌)を取り除く治療というわけです。

では、どうやって細菌を取り除くかということですが、方法は2つです。 一つは、薬剤を用いて細菌を死滅させます。 もう一つは、機械的に細菌を除去します。 薬剤を用いる方法については、また別の機会にお話しします。 今回は機械的に細菌を除去する方法についてお話をしていきたいと思います。

では、機械的な細菌の除去とはどういうことでしょう? 感染根管治療とは先ほど申しました様にやり直しの治療なので、すでに一度治療されているわけです。そうなると、根管内にはガッタパーチャと言われる樹脂で根管充填されています。よく薬を詰めますねー、と言われて詰めるものです。

もともとガッタパーチャには当然のことながら細菌はいません。 しかし、根管内が細菌感染を起こすと、このガッタパーチャに細菌が付着してしまうのです。なので、ガッタパーチャをすべて根管内から除去しないと細菌の除去はできません。 ですが、ガッタパーチャを除去するというのは口で言うほど簡単ではありません。 通常用いられてる器具を使って(マイクロスコープを用いないで)、レントゲンで全てガッタパーチャを取り切れたと確認したとしても、 なんと!根管内の壁には70%もガッタパーチャは残っていて(レントゲンには写ってこないわずかなガッタパーチャが存在するということです)、

マイクロスコープを用いて根管内を見ながらガッタパーチャを除去しても10%位は根管の壁に取り残しがあるという報告があります。 しかし、私が先月講習を受けた岡口先生と柿沼先生が開発したOKマイクロエキスカという器具を用いれば、根管内をくまなく触ることが出来てガッタパーチャの取り残しが格段に少なくなるのです。 またOKマイクロエキスカは先端が非常に細く出来ているので、根管の外に飛び出してしまったガッタパーチャも引っ掛けて除去することが出来るすごいものです。

申し訳ないのですが、もしこのブログを携帯で見てる方がいらしたら、多分上の写真の違いは分からないと思います。パソコンで見ても大きな画面ではないと0.2ミリと0.3ミリの違いは分からないと思います。裸眼では全くこの2種類の違いは分かりません。

しかし、根管内をマイクロスコープで覗きながらこの二つを使うと0.3ミリと0.2ミリの差はとんでもない差なのです。なにせ数字だけ見れば1、5倍違うのですからね。 0.3ミリで除去することが困難だったガッタパーチャが、0.2ミリで除去を試みると非常に簡単に除去できる様になりました。

実は、0.3ミリのOKマイクロエキスカは普通に手に入るのですが、0.2ミリの方はまだ販売されていないのです。先月の岡口先生の講習会に参加した人に特別販売してくれた物なのです。なので先月の講習会に参加した人くらいしか手に入れることは不可能なはずです。多分日本で数十人しかまだ持ってないと思います。 余談ではありますが、なんとこの器具は私も知らなかったのですが、職人さんが一つ一つ手作業で作っているそうです。すごい技術ですね。

そして、これを用いるとこういうことが出来ます。
黒い線で描かれている部分が根の外形です。 赤矢印の部分が根から出てしまったガッタパーチャです。 きれいに除去できていることが分かると思います。 素晴らしい器具を入手できました。

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講習会受けてきました

今日は、井関です。

先月はひと月の間に5回も勉強会やら講演会に行ってきました。 最後は先週の土日二日間、SJCDという日本で最大のスタディ―グループで開催されているマイクロエンドアドバンスコースを受講してきました。 3年前に、院長と共にマイクロエンドレギュラーコースを受講していたのですが、今回はそれのアドバンスコースです。 さすがにアドバンスコースは内容が素晴らしく、勉強になりました。

コースで教えていただいた先生は、岡口先生と言いまして、日本でも指折りの根管治療の名医です。大変に尊敬している先生です。 せっかくコースを受けているのだから、自分のケースを岡口先生に見ていただいたところ、なんと!岡口先生から 「明日、ランチョンセミナーやってよ」 と言われてしまいました。もうビックリです。 受講生の身分で、岡口先生、インストラクターの先生、受講生の先生の前で発表をさせていただきました。 大変緊張しましたが、貴重な経験をさせていただいたと思います。 また、岡口先生から、たくさんのお褒めの言葉をいただきましたし、こういう時はこういう風に治療すると上手くいくよなどと、本には載っていないテクニックもたくさん教わることが出来ました。今後の治療に深みが出ること間違いなしです。 いやー、勉強になりました。

尊敬する岡口先生と写真を撮らせていただきました。 サティフィケートも頂きました。

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神経を抜いた歯が痛いのは何故?

こんにちは、井関です。
今回は、少し基本的なことについて書いていこうかと思います。
たまに患者様に、
「なんで、神経抜いてる歯が痛いんですか?まだ神経が残ってるんですか?」
言われることがあります。
虫歯のイメージが強いせいか、歯が痛い=歯の神経が痛いと考えると思います。
しかし、神経を抜いてる歯が痛いというのは、痛い場所が違うのです。

歯は、骨(歯槽骨)の中に埋まっているわけですが、ダイレクトに骨とくっついているわけではありません。上図の様に歯と骨の間には歯根膜腔という0.2~0.3ミリの隙間があります。レントゲンで見ると、歯の周りを取り囲んでる黒い線がそうです。
その歯根膜腔には歯根膜という線維が走っていて、これが歯と骨をつないでます。
歯は骨の中で歯根膜線維によってハンモックのように吊るされているわけです。
そしてこの歯根膜線維は伸び縮みします。
試しに、上の前歯を指で前後に揺らしてみてください。わずかに歯が動くことがわかると思います。これは、歯がこの歯根膜腔の中で動いているのです。

で、神経抜いてる歯が痛い場所は、この歯根膜なのです。
もちろんここにも神経はありますので、ここに炎症が起きるから痛いのです。つまり歯の外側が痛いのです。

これを歯根膜炎とか根尖性歯周炎と言います。
厳密にいうと、根尖性歯周炎の中に歯根膜炎は含まれます。
根尖性歯周炎は歯根膜だけでなく、その先の骨(歯槽骨)の炎症まで含まれて使われる言葉です。

歯根膜炎、根尖性歯周炎の原因は、
1、外傷(歯をぶつけたりした時)
2、歯周病
3、咬合性外傷(咬み合わせの問題で起こる外傷)
4、根管治療が不良
等があげられます。
原因によって治療方法は違います。

根管治療が不良で何故、歯根膜炎、根尖性歯周炎になるかというと、
根の中に細菌が残っていて、その細菌が根の外に出て、歯根膜や歯槽骨に炎症を起こすのです。だから痛いのです。
決して、歯根膜や歯槽骨の炎症起こしてる場所が本来の悪い所ではないのです。
本当に悪い所は細菌を生み出してる根の中なのです。
なので根管治療を行って、根の中の細菌を退治すれば治ります。

典型的な症状としては、咬むと痛い、指で押すと違和感を感じる、何もしてない時でもズーンと重い感じがする、疲れた時や体調が悪い時に症状が悪化するなどです。
こんな症状がある方、是非一度ウケデンタルオフィスにご連絡ください。
スタッフ一同、全力で治療にあたらせて頂きます。

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「今や、歯科医院はコンビニより多い!」は正しいのか?

こんにちは、井関です。
皆さん、夏休みは如何お過ごしでしたか?
私は、海が好きなので今年は宮古島に行ってきました。
美しい景色に癒されました。そしてシュノーケリングでは、海亀と一緒に泳ぐことも出来、ヤビジといわれるサンゴ礁も満喫してきました。

十年前にも訪れたことがあるのですが、レンタカーで島内を運転していると当時に比べると、車が多くなったなー、信号機が増えたなー、建物が増えたなーとか思いました。
運転中、職業柄どうしても歯科医院の看板が目に入ってしまうのですが、結構歯科医院があるのです。(宮古島の方失礼しました)
帰ってきて、宮古島に何軒歯科医院があるのか調べると、26軒もあるんですね。あくまで私の調べですが。で、宮古島の人口はおよそ51000人。
ちなみに東京都は人口10万人あたり歯科医院の数は約80軒
で、宮古島はというと人口10万人当たりで計算すると、約51軒
そりゃ最激戦区東京都と比べると少ないです。
しかし全国平均は、人口10万人あたり歯科医院の数は約53軒(2012年)なのです。
この結果は驚愕でした。宮古島のような観光地でも全国平均とほぼ変わらないとは。
宮古島の歯医者さんも大変ですね。

ち、な、み、に、最近良く週刊誌やテレビで、「今や歯医者過剰時代、コンビニより歯科医院の数が多い。なので歯科医院の経営は大変だ。」と良く言われてますが、実はちょっと違います。
現在、歯科医院の数は全国で約68,000軒、コンビニは、約45,000軒
ほらコンビニより多いじゃないかと言われそうですが、コンビニは1972年にファミリーマートが実験的に埼玉県、1974年にセブンイレブンが東京都江東区に開店。このどちらかが日本の最初のコンビニとされているらしいのですが、この時既に歯科医院はなんと30,000軒もあったのです。歴史上、コンビニの数が歯科医院の数を上回ったことは一度もないのです。現在のコンビニ約45,000軒は、平成元年の時点での歯科医院の数でしかないんです。言い方一つで、感じ方は全く違いますよね。

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アマルガム除去~MTAセメントリペア

こんにちは、井関です。

今回はちょっと珍しい症例をお見せ致します。

患者様は、左下の一番奥の歯とその前の歯の間に物が詰まる。
そこの歯茎に違和感があるとのことでした。

その二つの歯の間に隙間があったので、当然物は詰まります。
被せ物をやり直して、隙間を無くせば詰まるのは無くなるので話は簡単なのですが、歯茎に違和感、これはなんでだろうとレントゲンを撮るとこんな感じ。

歯の根のわきっぱらに何か詰め物があるではないですか。(赤矢印の先)
なんだこれ?と思ってレントゲンを見ていると、患者様が、これは10数年前にアメリカでアマルガムを詰めてもらったんですよ。
と、おっしゃいました。

歯茎の違和感はこのアマルガムという金属を根のわきっぱらに詰めてあることが原因です。
これをどうやって詰めるかというと、歯の中から詰めているのではないんです。
外科的に歯茎を開いて根の外から詰めて歯茎をもとに戻すという手法を取っているんですね。

アメリカでは10数年前でもこういう治療をするんだなとしげしげとレントゲンを眺めてましたが、じゃあどうやってこれを治そうか?いや、治せるのか?と色々なことを考えました。

少し治療の前にアマルガムについてお話をしたいと思います。

アマルガムというのは、1826年にフランスで使われたのが最初で、銀とスズの合金に銅や亜鉛を添加した粉末を、水銀で練った合金です。ここで、水銀???って思った方もいるでしょう。
日本では水俣病のせいで水銀=危険なもの、有害なものという認識がありますが、アマルガムに使われているのは無機水銀で、水俣病の原因となった有機水銀とは違います。
だから私が学生のころは、アマルガムは安全です。と習いましたし世界中で歯の詰め物として使われていました。

しかし現在、やはり金属アレルギー等の問題で良くないと言われています。
スウェーデン、デンマーク、イギリスでは使用禁止になっています。
アメリカでは現在でも使用されていますが、日本では今年から保険治療の項目から削除されました。
しかしながら、先ほど申しましたように学生時代には習ってるわけで、1970~80年代には日本全国でアマルガムを用いた治療はされているのです。

現在銀歯と言われている保険で使用されている金属は12%金銀パラジウム合金と言われている物で、12%金、20%パラジウム、銀が50%位、銅が16%位、その他亜鉛やガリウム等で出来ています。(細かくは金属メーカーによって違います)
ご存知ない方もいると思いますが、これは日本独自の物なのです。海外ではなかなかお目にかかれないものなのです。
普通に皆さんのお口の中に入っているわけですが、昨今この金属についても金属アレルギーの危険性が示唆されています。
ちなみにお口の中で銀でキラッと光っているのは12%金銀パラジウム合金で、黒っぽい銀はアマルガムです。こんな感じです。


さて、話を元に戻します。これをどうやって治すかということですが、先ほどのレントゲンをもう一度良く見てください。
矢印の先が黒くなっていることがわかります。
これは、根の周りの骨がとけている状態なのです。
やはりアマルガムを除去しないと歯茎の違和感は治らないわけです。

ということで、私が選択した治療法は、根の中からアマルガムを取り、そこにMTAセメントを充填するという方法です。
勿論、根の治療も行います。

これが除去したアマルガムです、約3ミリほどの大きさです。

レントゲンで見ると大きく見えますが、たった3ミリの大きさしかないんです。
勿論、これを除去するのにマイクロスコープの使用は必須です。

最後にセラミックの被せ物をして終了です。当初隣の歯との間にあった隙間もセラミックの被せ物で補正したので物も詰まらなくなりました。
MTAセメントを詰めてからたった1週間で、患者様は歯茎の違和感が全くなくなったと喜んでいました。
骨が溶けている所はこれから徐々に治っていくと思います。
いやー、やっぱりMTAセメントは凄いですね。

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永久歯はいつ出来始めるのか?

こんにちは、井関です。
今回は歯の豆知識の話です。

先日、以前一緒に働いていた衛生士さんから質問があると連絡がありまして、何?と聞くと、永久歯(大人の歯)はいつ出来始めるの?とのこと。

皆さんご存知の通り、永久歯は6歳くらいになると乳歯の後ろに6歳臼歯と言われている第一大臼歯が生えて来ます。

しかし、その第一大臼歯がいつ出来始めるのか?と言われると、確かお母さんのおなかの中にいる時に、出来始めてるって、学生時代に確か習ったよなって思いながらも正直良く覚えてない。

という事で調べてみました。

こうやってみると、中切歯、側切歯、犬歯、第一大臼歯は、お母さんのおなかの中で、出来始めてるんですね。
そして、やはり一番最初に生えてくる第一大臼歯が最初にでき始めるんですね。
でも胎生3,5~4ヶ月って早いと思いませんか?

まだお母さんのおなかが大きくなってない頃に、6歳になって生えてくる歯がすでに出来始めてるってなんか凄くないですか?
人体の神秘ですね。

ちなみに乳歯は全ての乳歯で胎生7~10週に出来始めるそうです。

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歯科検診に行ってきました

今回はいつもの根の治療とちょっと違う話をします。
といっても、根の治療と関係が無いわけではありません。

本日、保育園の歯科検診に行ってきました。
この保育園にはウケデンタルに勤める前から行ってまして、もう10年以上伺わせていただいております。

ここ2,3年感じることは、虫歯のお子さんが非常に少なくなっていることです。
10年前は、歯みがきが全然出来てない子もたくさんいましたし、3歳児で全ての乳歯に虫歯のある子もちらほらいました。
6歳児にもなると、もう銀歯が詰められている子供も結構な数でいたものです。
今回は120人ほど診たのですが、とにかく歯みがきが良くできている。
前歯に小さな虫歯があった子がたった4人、大きな虫歯は0人、銀歯も0人。

10年で随分変わったなーと実感しました。
少子化で、両親に対し子供一人という家庭が多くなって、一人の子供にかける時間が多くなったことが理由なのか、虫歯予防が大切という概念が多くの家庭に浸透していることが理由なのか、その保育園の虫歯予防の徹底なのかは解かりませんが、歯科医師として嬉しい思いです。

で、全国的に見てどうなったかを調べてみました。
これは虫歯保有率です。全体の何パーセントが虫歯になっているかというグラフです。

すると、こんなにも子供の虫歯は減っているんですね。
戦後から、急激に虫歯罹患率は高くなって、1970年代にピークを向かえ、その後はどんどん子供の虫歯の数は減っています。
正直ビックリしました。年齢が高いほど、虫歯は多いものだと思っていたのですが、私の世代がもっとも多いんですね。

更に興味深い資料を見つけました。

なんと、これも私の世代である40歳代が一番多いんですね。
虫歯が多ければ当然そうなるわけですが、年齢が高いほど銀歯も多いと思っていたので更にビックリしました。

私はいつもだいたい根の治療についてブログに書かせていただいていますが、
そもそも根の治療は、ほとんどが虫歯が大きくなって痛みが出て神経を取らなければならないという過程を踏んでいるわけで、虫歯にならなければやらなくて済む治療のわけです。
という事は、今の子供たちが将来根の治療を受ける可能性はどんどん低くなっているのです。羨ましいです。
以前のブログにも書きましたが、根の治療つまり神経を取る治療はその後、歯牙破折の可能性が高まり抜歯になることがあります。
なので、虫歯にならないこと、虫歯を予防することがやはり大切なのです。
ということは、歯みがきを頑張るしかないんですよね。

そして、もう一つ、定期的な検診を受けることが大切なのです。
なので、当院では治療が一通り終わった後も定期検診をお願いしております。

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エンド・ぺリオ(歯内歯周病変)

こんにちは、井関です。

今回は、一つ思い出深い症例の話をしたいと思います。

患者様は、初診時左下の奥歯が グラグラする、疼く、歯茎が腫れる、歯茎から出血、膿が出る、口臭がある、物が詰まると、 まさに典型的な歯周病の症状ということでした。
それで、何年もの間悩まされ、いくつもの歯科医院で歯周病治療をしたけど治らず、 もう抜歯するしかないと言われたそうです。
でも、抜歯をしたくないという事で来院されました。

お口の中を拝見すると、おっしゃるように左下の一番奥の歯は上記の症状を呈していました。
しかし、他の歯は虫歯もなく歯石もついてなく歯周ポケットもなく、物凄く歯磨きが上手なんです。
左下の一番奥の歯を除けば、はっきり言ってパーフェクト!

何故、そんな人が一本の歯だけ歯周病になってしまうのでしょう?

まずはレントゲンを撮ってみました。

レントゲンを撮ってみると確かに骨が吸収してます。
赤矢印の先の黒い部分が骨が吸収している部分です。 かなり広範囲で、歯周ポケットは深い所では12ミリもありました。(通常は3ミリ以内です)
しかも横にグラグラ揺れるだけでなく、上下にも動いているのです。
患者様は、手で揺らすと抜けてしまいそうと言っていました。
完全に重度歯周病です。
抜歯と診断されても全然おかしくありません。


CTも撮ってみました。
レントゲンの時よりもはっきりと骨が吸収していることがわかると思います。(赤矢印の先)

でも、先ほども言いましたが、歯磨きも物凄く上手なのに、 何故この歯だけ重度歯周病になってしまったのでしょう?

最初は、やはり歯周病治療をまずやってみるかと思ったのですが、 どうしてもこの一本の歯だけが重度歯周病になっているのが解せなかったのです。
ここで、ある考えが浮かびました。

あ、これはもしかして、 エンド・ペリオ(歯内歯周病変)じゃないのか?

エンド・ペリオ(歯内歯周病変)というのは、 歯内、つまり歯の中である根管内に問題(細菌感染)があって、それが歯周、歯の外に 病気を引き起こす(細菌感染を広げて歯周病にする)、もしくは 歯周、歯の外に問題(歯周病)があって、それが歯内、歯の中である根管内に病気を引き 起こす、ことを言います。

これの診断は、根管内の神経が生きてるか死んでるかになります。
もし神経が生きていれば、ただの歯周病なのですが、 神経が死んでいれば、エンド・ペリオの可能性が高くなります。

調べてみると、この歯は神経が死んでいたのです。
そしてそこに細菌感染が起きて それによって歯周病になってしまったのです。
つまりこの歯は根管内に問題があるので、歯周病治療を何百回しても絶対に治らず、 根管治療をしないと治らないのです。

という事で、原因が分かったなら通常通り根管治療をすればよいだけなので始めました。
1回目の治療でマイクロスコープで根管内をしっかりと見て、徹底的に感染物質を除去し 消毒を繰り返したところ、2回目の来院時にはもう疼く感じは無くなり重たかった感じも 無くなったという事なので、根管充填をしました。
わずか2回で根管治療は終了しました。

根管充填後1ヶ月で歯のグラつきも無くなり普通に咬めるようになりました。
勿論、歯茎からの膿、出血も無くなりました。
ポケットも一番深い所で3ミリになりました。
その後の経過をレントゲンとCTで追ったのが下の写真です。
明らかな骨の改善が見られるかと思います。
診断を間違えずに出来たことが今回の治療の成功だと思いますが、短期間にこれだけの 改善が見られるとは、人間の身体って改めて凄いなと思いました。

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