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ウケデンタルオフィス・スタッフブログ

特殊な根管 続

こんにちは、井関です。

今回は、前回に引き続き非常に珍しい症例を紹介させていただきます。

前回紹介した歯は上顎大臼歯ですが、下顎の大臼歯も根管治療をよく行います。
上顎の大臼歯の第一大臼歯と第二大臼歯はかなり似ている形をしています。
第三大臼歯(親知らず)は様々な形をしています。
下顎の大臼歯も、第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯(親知らず)とありますが、上顎に比べ、各歯牙で形が違います。

似ているようで似てないんですね。
よって、根の形や数、根管の数も違ってきます。

今回は下顎第一大臼歯に絞ってお話しさせていただくのですが、下顎第一大臼歯は下の図のように2根で3根管であることが多いです。

しかし、たまに3根4根管のことがあります。

下顎第一大臼歯の根管

青矢印の先の黒い部分が根管です

先日、学会にいきましてその報告によると、欧米人はほとんど2根3根管で、3根4根管はアジア人に多いらしいです。

日本人では3根4根管は約28%と4歯に1歯なわけなので、そう珍しくはありません。

しかし、先日50代の男性の下顎第一大臼歯で非常に珍しい形態に遭遇しました。

術前のCTで3根であることはわかっていましたが、赤矢印の根の形がちょっと楕円形を呈していました。

非常に珍しい形態をもつ下顎第一大臼歯

ん?なんか通常の形とは違うなと思いながら、根管治療をしていると、
やっぱりおかしい。

マイクロスコープで見ていると遠心頬側根に根管が2つ(黄色矢印)あることが判明しました。

初めて見ました。多くの歯科医師がもしかしたら一生出会う事がないくらい、珍しい形態です。

CTとマイクロスコープがなければ、きっと治療を成功に結びつけることは出来なかったと思います。
改めて、CTとマイクロスコープの凄さというか、有り難みを感じました。

珍しい根管治療症例

歯周病レーザー治療・審美歯科・インプラントのウケデンタルオフィス

特殊な根管「MB3」

こんにちは、井関です。
今回は非常に珍しい症例を報告させていただきます。

当院において上顎第一大臼歯、第二大臼歯の根管治療は非常に多く、毎日の様にこれらの歯の治療を行っています。
なぜ、これらの歯の治療が多いかと言いますと、一つの特徴があるからなのです。
上顎大臼歯は通常、近心頬側根、遠心頬側根、口蓋根という3つの根があります。
そして、一つの根に対し根管は1つであることがほとんどなのですが、
唯一、3つの根の中で近心頬側根では、一つの根に対し2つの根管があることが多いのです。

一つを近心頬側根管(MesioBuccal root canal)通称MB、もう一つを近心舌側根管(MesioLingual root canal)通称ML、もしくはMB2と言います。
どちらかというとMB2と言われることが多いので、この後もMB2と表記させていただきます。

で、MBはマイクロスコープを用いなくても簡単に見つかるのですが、MB2が問題なのです。
このMB2見つかるときは、裸眼でも簡単に見つかるのですが、見つからないときは、マイクロスコープを用いても見つけることが非常に困難なことが多いのです。
なので、マイクロスコープを使わないで治療をされている医院では見落とされてしまうことが多いのです。

そうなると、見落とされたMB2は治療されないわけです。
当然そこに感染があると治らない。
しかし、見つけることは困難。(マイクロスコープを使っても)

そこで登場するのがCTです。

ここで知っている人は知っている一つの法則があります。
これを知っているとMB2が簡単に見つかるのです。
企業秘密ですが、発表しちゃいましょう!(笑)

根の中に根管があるわけですが、根の中に一つの根管しか無い時は必ず根管は根の中心にあるのです。もし、一つの根管が根の中心にないときは、ほぼ100%もう一つ根管があるのです。

左のCTを見て下さい。

隠れた根管

治療されてる根管が赤矢印の方にあることがわかると思います。
しかし、根の中心に無いですよね?中心より右側に寄っていることがわかると思います。右のCT(断面図)でもわかると思います。
こういう時は、必ず左側の方にもう一つ根管(MB2)があるのです。
何となく黒い筋(黄色矢印)があるのが分かると思います、これがMB2です。

しかし、先日いままでに見たことの無い症例に出会いました。これです。

珍しい根管MB3の断面図

MB3発見!!!

珍しい根管MB3

つまり一つの根に3つの根管があったのです。
長いこと歯科医をやってますが、初めて見ました。
講演会や本でMB3があるということは知っていましたが、出会うことができるとは。ビックリと共にちょっと興奮しました。

おそらくCTだけでも、マイクロスコープだけでも、どちらか一方しか持ってなければ発見出来なかったと思います。
両方が揃ったことによって、発見出来た症例だと思います。

あらためて、CT、マイクロスコープの凄さを実感しました。

歯周病レーザー治療・審美歯科・インプラントのウケデンタルオフィス

根管充填材(バイオセラミックとは?)

こんにちは、井関です。
今回はかなりマニアックではあるのですが、根管充填材の話をしたいと思います。

根管治療がなされて、痛みや歯ぐきの腫れがなくなって、
もう問題が無いなとなったら、最後に「薬をつめますね」と言って何かを詰めるのですが、 一体何を詰めていると思いますか?

は?薬を詰めると言ってるんだから、薬じゃないの?
と、思われるでしょう。

通常、根管治療において詰める薬と言ってるものは、正確には薬ではありません。
ガッタパーチャと言われる熱帯の木から産生される樹脂を詰めているのです。

ガッタパーチャは1845年に海底ケーブルに使われたり、ゴルフが好きな方はご存知かもしれませんが、ゴルフボールに使われて、ゴルフボールが安価になりゴルフが広まったとも言われています。
歯科では、1847年に使われ始めたという歴史があり、1887年に製造を開始し始ました。

現在、成分はこのようになっています。
ガッタパーチャの成分

ガッタパーチャは20%くらいしか使われてないんですね。
大部分を占めるのは酸化亜鉛というものなのですが、通称ガッタパーチャと呼ばれています。

ガッタパーチャ

こんな風にピンク色をしています。
もう少しオレンジっぽい色をしているものもあります。
そして棒状というか針状の形態をしていて、これを根管の太さに合わせて何本も根管の中に詰めていくのです。

先ほども言いましたように、ガッタパーチャは1847年に歯科で使われ始めたので、今年でなんと!170年!
非常に歴史があるものなのです。
なので、たいていはガッタパーチャを詰めれば治るのですが、どうしてもガッタパーチャを詰めるだけでは治らないというケースもあります。

少し前までは、そこで抜歯となったわけですが、ここでブログでも何度も出ているMTAセメントの登場により治せないケースが治るようになりました。
MTAセメントはガッタパーチャと違い、殺菌作用、硬組織誘導能等という薬効があります。それ故に治るのです。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
MTAセメントについての詳細はこちら

mtaの種類

現在、MTAセメントはこのようにたくさんの種類があります。
当院で使用しているのは左上の赤丸で囲っている、「Pro root MTAセメント」です。
Pro root MTAセメントは世界で最初に作られたMTAセメントで、他のMTAセメントはこのPro root MTAセメントの後発材料です。

そして最近はバイオセラミックと呼ばれる材料が出てきました。

稀ではありますが、当院へ
「そちらではバイオセラミックを使ってますか?」という問い合わせがあります。
「使ってますよ、MTAセメントという物を」というと、
「いや、MTAセメントではなくてバイオセラミックを使ってますか?」と言うのです。

で、このブログを読んだ方には覚えていただきたいのですが、
Pro root MTAセメントの後発材料で特に米国のBrasselar社が販売している製品をバイオセラミックと呼ぶことが多い為、Pro root MTAセメントとバイオセラミックは違うものと勘違いされやすいのです。
正確にはバイオセラミックの中にPro root MTAセメントも含まれます

では、バイオセラミックとは何なのでしょう?
簡単に言えば、生体に用いられる非金属無機材料です。

「人間は金属や合成高分子材料で構成されていない為、これらの材料が体内に入ると瘢痕組織を形成し、拒絶反応を起こします。 でも骨は拒絶反応を起こしません。
骨はカルシウム水和物、リン酸成分及びハイドロキシアパタイトが含まれます。
したがって、生体に入れる材料がハイドロキシアパタイトの層を体内で形成することができれば拒絶反応を起こさずに済む」
という仮説を立てて、1960年代後半から研究が始まりました。

そして現在、バイオセラミックは歯科だけではなく、医科の様々な分野で使用されています。 むしろ、医科の世界の方がはるかに進んでいます。

例えば、人工骨、人工関節、人工臓器などに使われています。
また、ガン治療用材料としても使われています。

では、Pro root MTAセメントより後発材料の方が良いのでは?と思われるでしょうが、 まだ、研究段階や、エビデンスが集まっていない物が沢山あります。

Pro root MTAセメントはたくさんのエビデンスがあり、もっとも世界中で持ちいられてるバイオセラミックなのです。

正直、新しく出てきているバイオセラミック材料を使ってみたいとは思いますが、
やはり論文や実績(エビデンスレベル)がたくさん出てこないと信頼できないので、
まだ使用するには尻込みしている状況です。

医学は日進月歩です。
何年かしたら、全く違う材料が出てきてそれを使っているかもしれません。
しかし、現在において、いまだ論文数、エビデンスレベルでPro root MTAセメントを超えるバイオセラミック材料はありません。

当院では、根管治療だけでなく、全ての治療においてエビデンスレベルで正しいと思われる最新の治療を歯科医師、衛生士も含めて当院を訪れて下さっている方々に提供できるよう日々研鑽しております。

MTAセメントについての詳細はこちら

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慰安旅行 in 石垣島

こんにちは、井関です。

先日、院長先生に本院、大井町医院総勢9名で慰安旅行に連れて行っていただきました。
今回は、歯の話は一切なく存分に楽しんだという話をさせていただきます。

行った場所は石垣島です。竹富島、小浜島にも船で行きました。2月は天気が悪いらしくなかなか晴れる日も少ないと聞いていたのですが、現地の人もびっくりするくらいの好天気で素晴らしい景色&海を大満喫!美味しい物もたくさん食べました。
改めて、院長先生に感謝です!楽しかったー!

では、ご覧下さい!


玉取崎展望台からの風景、絶景です


全員集合、石黒先生寝てます、私は目が細いだけです
院長見た目怖いです(笑)


石垣島で有名な「なかよし食堂」で八重山そば、旨し!


受付の原さんが、具志堅銅像とどうしても
一緒に撮りたいということで。
何故、確定申告のタスキが巻かれてるのかは謎


竹富島でクロちゃん(水牛)に乗って
島を案内してもらいました


美しい海、西表島をバックにキレイどころ集合


石垣の超予約困難店、やまもとで焼肉を満喫


奇跡の島と呼ばれるバラス島に上陸、素晴らしい景色
我ながら良い写真が撮れました


私、完全に一人おっさんで引率者です


年甲斐もなくはしゃいでしまいました


これから潜ります、もじもじ君3人組


2月なのに全然海は冷たくもなく、クマノミも見れました

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親知らずは抜かなければならないのか?

親知らずがあるんですけど、抜いたほうがいいんですか?
親知らずって必要ないんですよね?

こんな質問をたまに患者さんにされることがあります。

答えはケースバイケースです。


本来、人間は親知らずを含め32本の歯があります。北京原人やピテカントロプスの化石ではしっかりと親知らずがあってちゃんと上下で噛んでいたのです。
しかし、人間の進化?退化?で親知らずがもともと無かったり、はえてこない場合があります。はたまた変な方向にはえてきたりします。


親知らずがあってトラブルを引き起こすことは確かに多いです。
例えば、一番奥にはえてくるので、歯磨きが難しく虫歯や歯周病になりやすく、痛みを引き起こす原因になることも良くあります。
また、親知らずが斜めにはえてきて噛み合わせが悪くなったり、隣の歯に悪い影響を与えたりもします。
確かにそういう場合は積極的に抜歯をした方が良いかもしれません。


私自身、大学を卒業したてで口腔外科の先生に教わってた時はレントゲンで親知らずを見つけると、すぐに抜けー、抜けーと言われ毎週の様に親知らずを抜歯してました。
お陰様で、親知らずの抜歯が上手くなりました。

しかし、きちんとはえていて虫歯にも歯周病にもなってない親知らずは最近は積極的に残す様にしています。

何故なら、移植という方法があるからです。


例えば奥歯で止むを得ず抜歯しないといけない歯があったとします。
従来であれば、抜いてインプラント、ブリッジ、入れ歯という選択肢しかなかったところ、抜いた歯の所に、親知らずを抜いて移植するのです。

言い方が悪いですが、もともと噛んでなかったりして利用価値の無い親知らずであれば、ただそこに存在してただけなので、その歯を再生利用することができるのです。


この話をするとほとんどの方が、 「そんなこと出来るのですか?」
と言われるのですが、結構な成功率(80〜90%)を示します。

当然自分の歯を移植するので、他人の臓器を移植する様な拒否反応もありませんし、インプラントをするよりも費用的にも安く済みます。
ブリッジの様に隣の歯を削る必要もありません。

何よりも自分の歯で同じ様に噛めるというのは良い事だと思います。

親知らず移植症例1

親知らず移植症例2

親知らず移植症例3

移植治療を受けた患者さんに予後を聞くと全く違和感が無いとよく言われます。
インプラントやブリッジの様な人工物を入れるよりも、自分の歯というのはやっぱり良いのかもしれません。
改めて、人間の力というのは凄いと実感する次第です、素晴らしいですね。

歯の移植について詳しくはこちら

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OKマイクロエキスカを用いた再根管治療(その2)

明けましておめでとうございます、井関です。

今回は前回の続きで、根の外に飛び出てしまったガッタパーチャをOKマイクロエキスカを用いることによって、除去することが出来た症例をお見せします。

前回のように根の中から外に飛び出していても、繋がっていればまだ少しは除去しやすいのですが、(そうは言ってもなかなか難しいです)繋がっていなくて完全に飛び出てしまった状態は非常に難しいです。
レントゲンでみると簡単そうに見えますが、実際はマイクロスコープで根の中を覗き、根の外まで見ないといけないのです。根の外に向かって空いてる穴の大きさはおよそ直径1ミリです。
1ミリの穴の中でOKマイクロエキスカを動かすって想像つきますか?
そうとうエグいです。

そして、根の外はどうなっているかというと肉芽と言われるブヨブヨの血にまみれたお肉になっているのです。この肉芽を除去したり掻き分けてガッタパーチャを見つけるのです。
しかし、この肉芽はちょっと触るとすぐ出血して、マイクロスコープで見てる範囲は血の海になってしまいます。なので、出血したら止血してまたそーっと触ってガッタパーチャを探すを繰り返すのです、えらい大変です。
ようやくガッタパーチャを見つけてもこれにOKマイクロエキスカ引っ掛けるのもまた困難なのです。

OKマイクロエキスカ症例2

どうですか?見事に除去できましたね。
非常に嬉しかったです、患者様も喜んでました、良かったです。
この治療は絶対にマイクロスコープとOKマイクロエキスカがなければできない治療です。
数年前にはこんなことは出来ませんでした。
日々の積み重ねで出来るようになったと思います。
少しでも多くの歯を残せるように今年も研鑽を積んで参りたいと思います。

それでは、今年一年もウケデンタルオフィスを宜しくお願い致します。

歯周病レーザー治療・審美歯科・インプラントのウケデンタルオフィス

OKマイクロエキスカを用いた再根管治療

こんにちは、井関です。

根管治療のやり直しの治療のことを、感染根管治療と言います。
では、感染とはなんでしょう?
それは細菌がいるということです=細菌感染
本来、根管内には細菌が全くいません。それが何かしらの理由で細菌が根管内に侵入し、住み着いて増殖していきます。 その細菌が原因で、痛みが出たり、疼いたり、噛んで違和感があったり、歯ぐきが腫れたり膿が出たりします。 なので感染根管治療は根管内から感染(細菌)を取り除く治療というわけです。

では、どうやって細菌を取り除くかということですが、方法は2つです。 一つは、薬剤を用いて細菌を死滅させます。 もう一つは、機械的に細菌を除去します。 薬剤を用いる方法については、また別の機会にお話しします。 今回は機械的に細菌を除去する方法についてお話をしていきたいと思います。

では、機械的な細菌の除去とはどういうことでしょう? 感染根管治療とは先ほど申しました様にやり直しの治療なので、すでに一度治療されているわけです。そうなると、根管内にはガッタパーチャと言われる樹脂で根管充填されています。よく薬を詰めますねー、と言われて詰めるものです。

もともとガッタパーチャには当然のことながら細菌はいません。 しかし、根管内が細菌感染を起こすと、このガッタパーチャに細菌が付着してしまうのです。なので、ガッタパーチャをすべて根管内から除去しないと細菌の除去はできません。 ですが、ガッタパーチャを除去するというのは口で言うほど簡単ではありません。 通常用いられてる器具を使って(マイクロスコープを用いないで)、レントゲンで全てガッタパーチャを取り切れたと確認したとしても、 なんと!根管内の壁には70%もガッタパーチャは残っていて(レントゲンには写ってこないわずかなガッタパーチャが存在するということです)、

マイクロスコープを用いて根管内を見ながらガッタパーチャを除去しても10%位は根管の壁に取り残しがあるという報告があります。 しかし、私が先月講習を受けた岡口先生と柿沼先生が開発したOKマイクロエキスカという器具を用いれば、根管内をくまなく触ることが出来てガッタパーチャの取り残しが格段に少なくなるのです。 またOKマイクロエキスカは先端が非常に細く出来ているので、根管の外に飛び出してしまったガッタパーチャも引っ掛けて除去することが出来るすごいものです。

申し訳ないのですが、もしこのブログを携帯で見てる方がいらしたら、多分上の写真の違いは分からないと思います。パソコンで見ても大きな画面ではないと0.2ミリと0.3ミリの違いは分からないと思います。裸眼では全くこの2種類の違いは分かりません。

しかし、根管内をマイクロスコープで覗きながらこの二つを使うと0.3ミリと0.2ミリの差はとんでもない差なのです。なにせ数字だけ見れば1、5倍違うのですからね。 0.3ミリで除去することが困難だったガッタパーチャが、0.2ミリで除去を試みると非常に簡単に除去できる様になりました。

実は、0.3ミリのOKマイクロエキスカは普通に手に入るのですが、0.2ミリの方はまだ販売されていないのです。先月の岡口先生の講習会に参加した人に特別販売してくれた物なのです。なので先月の講習会に参加した人くらいしか手に入れることは不可能なはずです。多分日本で数十人しかまだ持ってないと思います。 余談ではありますが、なんとこの器具は私も知らなかったのですが、職人さんが一つ一つ手作業で作っているそうです。すごい技術ですね。

そして、これを用いるとこういうことが出来ます。
黒い線で描かれている部分が根の外形です。 赤矢印の部分が根から出てしまったガッタパーチャです。 きれいに除去できていることが分かると思います。 素晴らしい器具を入手できました。

歯周病レーザー治療・審美歯科・インプラントのウケデンタルオフィス

講習会受けてきました

今日は、井関です。

先月はひと月の間に5回も勉強会やら講演会に行ってきました。 最後は先週の土日二日間、SJCDという日本で最大のスタディ―グループで開催されているマイクロエンドアドバンスコースを受講してきました。 3年前に、院長と共にマイクロエンドレギュラーコースを受講していたのですが、今回はそれのアドバンスコースです。 さすがにアドバンスコースは内容が素晴らしく、勉強になりました。

コースで教えていただいた先生は、岡口先生と言いまして、日本でも指折りの根管治療の名医です。大変に尊敬している先生です。 せっかくコースを受けているのだから、自分のケースを岡口先生に見ていただいたところ、なんと!岡口先生から 「明日、ランチョンセミナーやってよ」 と言われてしまいました。もうビックリです。 受講生の身分で、岡口先生、インストラクターの先生、受講生の先生の前で発表をさせていただきました。 大変緊張しましたが、貴重な経験をさせていただいたと思います。 また、岡口先生から、たくさんのお褒めの言葉をいただきましたし、こういう時はこういう風に治療すると上手くいくよなどと、本には載っていないテクニックもたくさん教わることが出来ました。今後の治療に深みが出ること間違いなしです。 いやー、勉強になりました。

尊敬する岡口先生と写真を撮らせていただきました。 サティフィケートも頂きました。

歯周病レーザー治療・審美歯科・インプラントのウケデンタルオフィス

神経を抜いた歯が痛いのは何故?

こんにちは、井関です。
今回は、少し基本的なことについて書いていこうかと思います。
たまに患者様に、
「なんで、神経抜いてる歯が痛いんですか?まだ神経が残ってるんですか?」
言われることがあります。
虫歯のイメージが強いせいか、歯が痛い=歯の神経が痛いと考えると思います。
しかし、神経を抜いてる歯が痛いというのは、痛い場所が違うのです。

歯は、骨(歯槽骨)の中に埋まっているわけですが、ダイレクトに骨とくっついているわけではありません。上図の様に歯と骨の間には歯根膜腔という0.2~0.3ミリの隙間があります。レントゲンで見ると、歯の周りを取り囲んでる黒い線がそうです。
その歯根膜腔には歯根膜という線維が走っていて、これが歯と骨をつないでます。
歯は骨の中で歯根膜線維によってハンモックのように吊るされているわけです。
そしてこの歯根膜線維は伸び縮みします。
試しに、上の前歯を指で前後に揺らしてみてください。わずかに歯が動くことがわかると思います。これは、歯がこの歯根膜腔の中で動いているのです。

で、神経抜いてる歯が痛い場所は、この歯根膜なのです。
もちろんここにも神経はありますので、ここに炎症が起きるから痛いのです。つまり歯の外側が痛いのです。

これを歯根膜炎とか根尖性歯周炎と言います。
厳密にいうと、根尖性歯周炎の中に歯根膜炎は含まれます。
根尖性歯周炎は歯根膜だけでなく、その先の骨(歯槽骨)の炎症まで含まれて使われる言葉です。

歯根膜炎、根尖性歯周炎の原因は、
1、外傷(歯をぶつけたりした時)
2、歯周病
3、咬合性外傷(咬み合わせの問題で起こる外傷)
4、根管治療が不良
等があげられます。
原因によって治療方法は違います。

根管治療が不良で何故、歯根膜炎、根尖性歯周炎になるかというと、
根の中に細菌が残っていて、その細菌が根の外に出て、歯根膜や歯槽骨に炎症を起こすのです。だから痛いのです。
決して、歯根膜や歯槽骨の炎症起こしてる場所が本来の悪い所ではないのです。
本当に悪い所は細菌を生み出してる根の中なのです。
なので根管治療を行って、根の中の細菌を退治すれば治ります。

典型的な症状としては、咬むと痛い、指で押すと違和感を感じる、何もしてない時でもズーンと重い感じがする、疲れた時や体調が悪い時に症状が悪化するなどです。
こんな症状がある方、是非一度ウケデンタルオフィスにご連絡ください。
スタッフ一同、全力で治療にあたらせて頂きます。

歯周病レーザー治療・審美歯科・インプラントのウケデンタルオフィス

「今や、歯科医院はコンビニより多い!」は正しいのか?

こんにちは、井関です。
皆さん、夏休みは如何お過ごしでしたか?
私は、海が好きなので今年は宮古島に行ってきました。
美しい景色に癒されました。そしてシュノーケリングでは、海亀と一緒に泳ぐことも出来、ヤビジといわれるサンゴ礁も満喫してきました。

十年前にも訪れたことがあるのですが、レンタカーで島内を運転していると当時に比べると、車が多くなったなー、信号機が増えたなー、建物が増えたなーとか思いました。
運転中、職業柄どうしても歯科医院の看板が目に入ってしまうのですが、結構歯科医院があるのです。(宮古島の方失礼しました)
帰ってきて、宮古島に何軒歯科医院があるのか調べると、26軒もあるんですね。あくまで私の調べですが。で、宮古島の人口はおよそ51000人。
ちなみに東京都は人口10万人あたり歯科医院の数は約80軒
で、宮古島はというと人口10万人当たりで計算すると、約51軒
そりゃ最激戦区東京都と比べると少ないです。
しかし全国平均は、人口10万人あたり歯科医院の数は約53軒(2012年)なのです。
この結果は驚愕でした。宮古島のような観光地でも全国平均とほぼ変わらないとは。
宮古島の歯医者さんも大変ですね。

ち、な、み、に、最近良く週刊誌やテレビで、「今や歯医者過剰時代、コンビニより歯科医院の数が多い。なので歯科医院の経営は大変だ。」と良く言われてますが、実はちょっと違います。
現在、歯科医院の数は全国で約68,000軒、コンビニは、約45,000軒
ほらコンビニより多いじゃないかと言われそうですが、コンビニは1972年にファミリーマートが実験的に埼玉県、1974年にセブンイレブンが東京都江東区に開店。このどちらかが日本の最初のコンビニとされているらしいのですが、この時既に歯科医院はなんと30,000軒もあったのです。歴史上、コンビニの数が歯科医院の数を上回ったことは一度もないのです。現在のコンビニ約45,000軒は、平成元年の時点での歯科医院の数でしかないんです。言い方一つで、感じ方は全く違いますよね。

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