「今や、歯科医院はコンビニより多い!」は正しいのか?

こんにちは、井関です。
皆さん、夏休みは如何お過ごしでしたか?
私は、海が好きなので今年は宮古島に行ってきました。
美しい景色に癒されました。そしてシュノーケリングでは、海亀と一緒に泳ぐことも出来、ヤビジといわれるサンゴ礁も満喫してきました。

十年前にも訪れたことがあるのですが、レンタカーで島内を運転していると当時に比べると、車が多くなったなー、信号機が増えたなー、建物が増えたなーとか思いました。
運転中、職業柄どうしても歯科医院の看板が目に入ってしまうのですが、結構歯科医院があるのです。(宮古島の方失礼しました)
帰ってきて、宮古島に何軒歯科医院があるのか調べると、26軒もあるんですね。あくまで私の調べですが。で、宮古島の人口はおよそ51000人。
ちなみに東京都は人口10万人あたり歯科医院の数は約80軒
で、宮古島はというと人口10万人当たりで計算すると、約51軒
そりゃ最激戦区東京都と比べると少ないです。
しかし全国平均は、人口10万人あたり歯科医院の数は約53軒(2012年)なのです。
この結果は驚愕でした。宮古島のような観光地でも全国平均とほぼ変わらないとは。
宮古島の歯医者さんも大変ですね。

ち、な、み、に、最近良く週刊誌やテレビで、「今や歯医者過剰時代、コンビニより歯科医院の数が多い。なので歯科医院の経営は大変だ。」と良く言われてますが、実はちょっと違います。
現在、歯科医院の数は全国で約68,000軒、コンビニは、約45,000軒
ほらコンビニより多いじゃないかと言われそうですが、コンビニは1972年にファミリーマートが実験的に埼玉県、1974年にセブンイレブンが東京都江東区に開店。このどちらかが日本の最初のコンビニとされているらしいのですが、この時既に歯科医院はなんと30,000軒もあったのです。歴史上、コンビニの数が歯科医院の数を上回ったことは一度もないのです。現在のコンビニ約45,000軒は、平成元年の時点での歯科医院の数でしかないんです。言い方一つで、感じ方は全く違いますよね。

One Reply to “「今や、歯科医院はコンビニより多い!」は正しいのか?”

  1. 正確にいえばコンビニですら追い抜けなかった歯医者の数ですね

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