歯科ドックの検査内容①口腔内写真・レントゲン・CTによる検査

歯科ドックでは、口腔内外の写真を撮影し、レントゲン・CT検査も行います。
なぜこれほどまでに詳細に検査し、記録を残すのでしょうか。

1つは、医師が患者様のお口の中を正確に把握するためです。
口腔内写真では目視で診断できる部分を、レントゲン・CT検査では顎の骨や歯の内部の状況など「直接目に見えない部分」を、それぞれ分析します。
これらの分析結果をもとに、治療計画を立案していきます。

一方で、患者様ご本人は自身のお口の中を見ることができません。
「治療の計画を説明されてもいまいちピンとこない…」という経験もあるのではないでしょうか?

このように医師が一方的に患者様を診断し、治療を強制するというのは遠い昔の話です。
治療を担当する医師が、患者様のお口の状態を正確に把握することはもちろん重要です。
しかし医師だけが情報を把握している状態では、患者様が治療を選択し決定することは困難ですよね。

歯科ドックにおける口腔内写真、レントゲン・CT検査のもう1つの役割は、患者様がご自身のお口について客観的に知ることにあります。

口腔内写真撮影

皆様のお口の健康状態を知り、最終的にどのような治療が最適かを診断するために、まずはお口の中の詳しい情報を集めなければなりません。

情報を集める基本は「目で見て直接確認すること」です。歯科ではこれを「視診」と言います。
虫歯の有無や、過去の治療における修復物の状態、歯の位置や歯の摩耗、顎の骨が吸収あるいは肥大していないか、などを目視でチェックします。

口腔内外の写真を撮影することで、ご自身のお口の状態を客観的に把握していただけます。
検査前だけでなく治療の後にも再度口腔内写真を撮影することで、治療の結果についても客観的に判断することもできます。

お口の中だけでなく、外から見た歯のバランスも重要です

ウケデンタルオフィスでは、すべての歯科治療において「美しく治すこと」が重要だと考えています。
治療によってたとえ歯の機能が回復しても、見た目に問題が生じてしまっては真の意味で健康であるとはいえません。

口腔内に加えて口腔外の写真を撮影し、お顔や唇に対する歯のバランス、笑顔の時の歯のポジションなどについても分析を行い、総合的な視点から治療計画をご提案します。

レントゲン検査・診断

レントゲン検査

お口の状態を正確に把握するために、レントゲン検査は不可欠と言えます。
レントゲン検査にはお口全体を撮影する方法と、お口の中にフィルムを入れて撮影し数本の歯をより鮮明に映し出す方法があります。

レントゲン検査では以下の項目について調べます。

虫歯の有無とその進行度

歯と歯の間にできた虫歯や、詰め物やかぶせ物との接触面の虫歯など、目視で確認することの難しい虫歯もレントゲン撮影で発見できます。
虫歯の有無と同時に、虫歯がどれくらい進行しているかについても確認します。

不適切な修復物(詰め物・かぶせ物など)はあるか

過去に治療した銀歯や詰め物、かぶせ物などが、その歯に対してぴったり合っていなかったり、本来の歯の形態が適切に再現されていない歯の事を、不適切修復歯といいます。
歯にぴったりと合っていない修復物が存在したままだと、その部分に歯垢が溜まりやすくなり、歯周病や虫歯が進行する可能性が高まります。

歯を支える歯槽骨の状態

歯が埋まっている顎の骨を歯槽骨と言います。歯槽骨は歯茎の下にあるため、レントゲン写真で状態を確認します。
重度の歯周病は歯槽骨の吸収を引き起こすため、レントゲン写真によって歯周病の進行度を把握することもできます。

顎関節の状態

レントゲン検査では、歯や歯槽骨に加えて顎関節の状態も確認します。

顎関節に異常があると噛み合わせにも当然影響があるのですが、噛み合わせが悪い状態だと特定の歯に強い力がかかります。
もしその強い負荷のかかっている歯が歯周病の場合、歯周病を進行させる要因となります。また、噛み合わせの異常を無視して治療を行っても長持ちしない可能性があります。

治療後の良い状態がより長期的に維持できる治療計画を立てる上で、レントゲン検査は欠かせません。

CT検査・診断

レントゲン検査は「目で直接見ることのできない部分を確認するためのもの」と言いましたが、実はレントゲン写真でも手に入らない情報があります。
それは奥行きのある「3次元の立体的な」情報です。

レントゲン写真は2次元の平面的な画像になってしまうので、例えば骨の吸収の「有無」は確認できても、その吸収がどれくらい広がっているかは、レントゲン写真からは確実には読み取れません。
そこで、CT検査の出番です。CTでは実際の顎に限りなく近い立体画像を得ることができ、コンピュータ上で360度あらゆる方向から見ることができます。
レントゲンに加えてCT検査を行うことでより正確な状態を把握できるため、様々な治療で大きなメリットがあります。

歯周病診断におけるCT検査のメリット

歯周病によって歯を支えている骨がどの程度失われ、現在どのような状態になっているかを詳細に見ることができます。
CT画像は治療計画を立てる上でも重要で、例えば「外科的な歯周病治療を行うとどの程度改善が見込まれるか?」などの予測も可能になります。

根管治療におけるCT検査のメリット

歯の根管の内部は複雑な形をしています。レントゲンだけではその形状を正確には読み取ることができませんが、CT検査を行えば内部構造や過去の治療の状態、根の尖端の病巣の有無・広がりまで、術前に診査できます。

根管治療は治療にスピードが求められるため、目視では直接見ることができない根管内を事前に詳細に確認できるCTは、根管治療を成功に導く上で大きな一助となります。

CTを有効に活用した精密根管治療の症例はこちら

インプラント治療におけるCT検査のメリット

インプラントで最も重要なことは、的確な位置へ埋め込むことです。
CTを用いれば骨の厚みや幅、形状に加え、埋入予定位置の周囲の神経や血管を予め確認することが可能です。
安全なインプラント治療を行うためには、今やCT検査は必要不可欠と言えるでしょう。

CT画像を利用したインプラント治療の詳細はこちら

親知らずの治療におけるCT検査のメリット

親知らずには以下の生え方をしているケースがあります。

  • 顎の骨の中に埋まっているもの
  • 大きな神経や血管の近くに位置しているもの
  • 根の先が曲がっていて骨に引っかかっているもの

これらは抜歯が困難で、リスクを伴います。

親知らずの形態や方向、近くの神経や血管との位置関係などを把握しておくことで、親知らずの抜歯を行うかどうかの判断や、安全でより身体的負担の小さい(低侵襲な)抜歯を行うことが可能になります。

矯正治療におけるCT検査のメリット

顎の骨の骨格や歯列の状態を詳細に見ることで、矯正治療の必要性や妥当性及び治療後の大まかな予測が可能です。

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