歯周整形治療(歯肉移植)で痩せた歯茎を改善

退縮した歯茎を患者様の個性や顔立ちに合わせ、治療の痕がわからないほど自然な仕上がりです。痩せた歯茎の治療は当院にお任せください。

歯周整形治療(歯肉移植)

歯周整形治療(歯肉移植)の症例写真
Before
歯周整形治療(歯肉移植)の症例写真
After
患者様 30代・女性
治療内容 歯肉移植4歯
過度のブラッシングにより、両側切歯、犬歯の歯肉が退縮したことを主訴にご来院されました。 歯周整形治療により治療を行い、矢印の箇所が自然な歯茎へと回復しています。
料金 ¥345,600
リスク・
副作用
手術・麻酔・抜歯を伴う場合は疼痛、咬合時痛、冷水痛、腫脹、出血、むくみ、神経麻痺、血管損傷を生じる事があります。
また、歯並びが変わる事により一時的な違和感を生じる事があります。

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歯茎の構造

歯茎の構造

口の中の歯茎には、歯槽粘膜と付着歯肉の2種類が存在しており、その違いは表面が角化しているかどうかです。

付着歯肉は角化しており、表面から角化層、顆粒層、有棘層、基底層という構成になっています。角化層はケラチンが多く含まれており、科学物質に対して強い抵抗力を示し、細菌やブラッシングに対しても抵抗性を持っています。つまり、歯の周囲の歯茎や付着歯肉を喪失している場合、審美的な見た目の問題だけでなく、歯周病にもなりやすい可能性があります。

歯肉退縮の原因

体癖(日常生活での頬杖、横向き寝、うつ伏せ寝などによる外部からの圧力)により、歯茎が痩せたり、歯が動いたりするケースや、過度のブラッシング(硬い歯ブラシで力を入れすぎて磨く)による炎症が持続的に発生し歯茎が痩せるケース、咬み合わせの問題で、1本の歯に正常以上の強い力が持続的に加わった場合、歯を支える周囲の骨が力を吸収し、結果的に歯茎も痩せてしまうケースなどがあります。

また、歯周病は歯茎が痩せてしまう最も大きな原因にあたります。歯周病における歯茎の退縮は本人が自覚するまでに長い経過を辿り、歯全周にわたって発生することもあり、歯茎の移植で治すことが困難な場合もあります。
いずれの原因にしても日常生活において、症状がなく慢性的に発生します。上述したように審美的な見た目だけの問題だけでなく、歯周病に罹患したり、歯周病になりやすくなるので、早期治療が必要です。

歯肉移植の手法

歯周整形治療では、歯茎から歯肉を採取し、患部に移植します。
手術は1時間半程度で、痛みと腫れは通常それほどありません。

移植する歯肉を採取

1.移植する歯肉を上顎奥歯の内側から採取します。

採取した歯肉を移植

2.上顎奥歯の内側の歯肉は厚さが3mmあります。1mmの厚さで歯肉を採取し、移植される側にメスで切開を入れポケット状にし、その中に採取した歯肉をいれます。

術後の経過

3.歯肉を採取された側は約2週間で元に戻り、移植された側が約1か月で周りと区別がつかない状態になります。

歯茎の移植の適応

痩せた歯茎全てに移植ができるわけではありません。全周にわたって重度な骨吸収を伴う歯周病を伴う歯、歯茎が痩せた原因が特定できず、原因が除去できない場合などは移植が不可能です。

また、移植された歯茎は周囲組織から血液供給を受けて、周りの歯茎と生着するため、痩せた面積が広い場合や、歯の位置が歯茎から突出していると移植の難易度は上がり、場合によっては2回行うこともあります。

以下に移植の適応の分類を示します。

歯肉退縮 隣接歯の骨 成功率
歯肉退縮(歯槽粘膜に達しない) 歯槽粘膜に達しない 正常 高い
歯肉退縮(歯槽粘膜に達する) 歯槽粘膜に達する 正常 高い
歯肉退縮(歯槽粘膜に達する) 歯槽粘膜に達する 低いが退縮した歯肉まで達していない 低い
歯肉退縮(歯槽粘膜に達する) 歯槽粘膜に達する 退縮した歯肉レベルまで達している 極めて低い

治療の流れ

歯周整形治療(歯肉移植)は以下のような流れで行います。

Step1

まず、カウンセリング・口腔内診査・歯周病精密検査を行います。
歯周病が見つかった場合には、スケーリングやSRPなどの歯周病治療を行います。

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Step2

歯周整形治療を行います。

Step3

2週間後に抜糸、その後4~6週間は週に1度クリーニングを行います。

まずは初診カウンセリングへ

当院はカウンセリング後に治療計画へご同意いただいてはじめて治療を開始します。
初めての方でも安心していただけるように30分から60分の長めのカウンセリング時間を設けておりますので、ご不安・ご不明な点についてまずはお気軽にご相談ください。

カウンセリング予約から治療までの流れ

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