いびき(無呼吸症候群)・歯ぎしり治療について

いびき(無呼吸症候群)・歯ぎしりとは

いびき(無呼吸症候群)・歯ぎしり
  • 就寝中に何度も目が覚める
  • 日中の強い眠気が続く
  • 倦怠感が続く
  • 集中力が低下している

また

  • 肩こり、偏頭痛がひどい
  • 歯の詰め物がよく取れたり、割れたりする
  • 知覚過敏の歯が多い
  • 顎関節症

この様なお悩みや、思い当たるふしがありませんか?
複数の項目に当てはまる場合、いびき(無呼吸症候群)や歯ぎしりが原因かもしれません。
まずは、それぞれのメカニズムを把握し、そのうえで適切な治療を受けることが重要となります。

いびき(無呼吸症候群)

良質な睡眠を取ることは健康の第一歩だと言われています。ところが、「熟睡できない」「日中、倦怠感があって眠気が続く」など、何らかの睡眠障害でお悩みの人は、全人口の20%にも及ぶと言われています。
特に疲れていたり、体調によって誰にでも起こりうる、”いびき”もその原因の1つの可能性があります。
中でも、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)は、様々な病気のサインの1つかもしれません。

いびきの種類とメカニズム

いびきには「単純性いびき症」「上気道抵抗症候群(SASの軽症型)」「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と、大きく分けて3つの種類がございます。いずれも、睡眠中に狭くなった喉(上気道)を空気が通る時に、何らかの原因で上気道が狭くなり、狭いところを空気が通ろうとする際に、空気の乱流が発生し、軟口蓋、口蓋垂、咽頭などが震えることで出る振動音のことです。


単純性いびき症

単純性いびきとは、普段いびきをしない方が、身体的な原因により一時的に発生するいびきのことです。
鼻づまり、飲酒、疲労、風邪などが原因となり、多くの場合は原因を取り除くことで解消できます。
ただし、習慣的にいびきをしている場合は、将来的に重度の症状につながる可能性も否定はできないので、注意が必要となります。


上気道抵抗症候群(SASの軽症型)

SASとは違い、無呼吸状態や低呼吸状態はありませんが、習慣的にいびきをする人のことを言います。
上気道が狭くなるタイミングで強い呼吸をすると睡眠の分断が発生します。
そのため、しっかり寝ている自覚はあるのに、日中に軽い疲労感や、眠気を感じやすい傾向となります。


睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)

SAS(サス)の多くは習慣的ないびきを伴い、睡眠中に呼吸が止まる(無呼吸状態)や、浅く、弱くなる(低呼吸状態)が生じ、血液中の酸素が低下します。また、睡眠が分断され、頻繁に中途覚醒が発生するため、熟睡できず、日中の眠気や倦怠感に繋がります。
これらの症状をそのまま放置しておくと、様々な生活習慣病の合併症を引き起こしたり、最近の研究では循環器疾患などの病気との関連性も指摘されています。
そのため、症状が見られる場合は、早期の適切な治療を受け改善する必要があります。

いびきの治療について

軽度のいびきの治療

軽度のいびきの場合は、基本的に原因が特定できているケースが多く、生活習慣などを見直すだけでも改善できる可能性が十分考えられます。市販のグッズでも効果に期待ができますので、自身の症状に照らし合わせて、必要な対策を行いましょう。


重度のいびきの治療

睡眠時無呼吸症候群(SAS)や、それに近い重度のいびき症状は、症状に合わせ専門的な治療をおすすめします。
マウスピースを使い、気道を確保するお手軽な方法から、外科的手術にて問題のある箇所の切除を行う方法と様々な方法がございますので、自覚症状がある方は、早めに専門外来の受診を行いましょう。

歯ぎしり(プラキシズム)

歯ぎしり(プラキシズム)

日本人の多く、約80%の方が無意識に歯ぎしりを経験していると言われています。
また、ほとんどの方が自覚がなく、周囲の人に言われて認識すると言ったケースが大半です。
そのため、知らない内に、歯や歯茎にダメージを与え、歯を失う原因や、歯周病を悪化させる原因にもなりうるので注意が必要となります。

歯ぎしりの種類

大きく分けて歯ぎしりは3つのタイプがあります。
それぞれが単独で生じている場合や、いくつかが複合的に起きている場合があり、歯ぎしりのタイミングによって、「睡眠時プラキシズム」と「覚醒時プラキシズム」に分けられます。


グラインディング(歯ぎしり)

歯ぎしりの中でも最も多くの人に見られる症状で、就寝中にこすり合わせるタイプが「グラインディング」と呼ばれるものです。
特徴的な音がするため、周囲の人からも気付かれやすいのですが、上下の歯を強く噛んだ状態から横に擦り合わせるため、最も歯にダメージを与える歯ぎしりで、歯の摩耗が進行し平らになるという特徴が見られます。


クレンチング(食いしばり)

クレンチングは、食いしばりや咬みしめとも呼ばれ、就寝中だけでなく日中も無意識に行われるケースもあります。
擦り合わせと違い音が出ないため周囲の人はもちろん、本人も気付きにくいことが特徴です。
また、継続して行うと歯の摩耗やひびだけでなく、歯茎や歯周組織にも悪影響を及ぼす可能性があります。


タッピング

タッピングとは、上下の歯をカチカチと噛み合わせるもので、他の2つのタイプと違い、自身で気付きやすい、いわゆる癖で、寒くて震えている時のような状態に似ています。
自覚症状がある分、自分自身で注意することで、発生頻度も少ないと考えられています。

歯ぎしりの治療について

マウスピース療法

患者さまの口腔状況に応じて、マウスピースを作成します。
装着することにより、歯ぎしりや噛みしめの力を緩和し、歯や歯の詰め物、被せ物を守ることが可能です。
また、口腔内や顎関節にかかる負担を軽減し、歯周病の悪化を始めとする様々なリスクに効果的です。


噛み合わせの調整

物理的に噛み合う歯に偏りがないかの検査を行い、必要であればバランスを調整し、ストレスのない正しい噛み合わせに修正します。
きちんとした噛み合わせのための矯正治療も、原因を取り除く治療のひとつです。

ウケデンタルオフィスでの治療

いびき(無呼吸症候群)・歯ぎしりの治療

当院では患者様のお悩みに応じ、まずはカウンセリングを行い、口腔状態をしっかりと確認します。
様々な要因が考えられますが、まずは原因を確認し、患者様一人一人に合わせた治療の提案を行なっております。

歯ぎしり・いびき、どちらも日常生活に密接している行動であるため、大きな影響がないと思われがちですが、色々な病気の予兆である可能性も否定はできません。
特にいびきにおいては、生活習慣病と密接しているため注意が必要です。

少しでも思い当たるふしがありましたら、手遅れになる前に、ぜひウケデンタルへご相談くださいませ。
患者様が安心できる治療の提案をいたします。

まずは初診カウンセリングへ

当院はカウンセリング後に治療計画へご同意いただいてはじめて治療を開始します。
初めての方でも安心していただけるように30分から60分の長めのカウンセリング時間を設けておりますので、ご不安・ご不明な点についてまずはお気軽にご相談ください。

カウンセリング予約から治療までの流れ

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