傷の治りが早く痛みも少ない炭酸ガスレーザー

歯科レーザーの種類

歯科治療で用いられるレーザーは主に下記の3種類で、波長の違いにより組織に与える影響や生体反応が違います。

  • ネオジウムヤグレーザー(Nd:YAG) 1064nm
  • エルビウムヤグレーザー(Er:YAG) 2940nm
  • 炭酸ガスレーザー(CO2) 10600nm
歯科レーザーの種類

ネオジウムヤグレーザーは水に吸収されず熱が組織の深部に到達するため、使用する際は充分注意する必要があります。
エルビウムヤグレーザーと炭酸ガスレーザーは水に吸収されて組織の深部に到達しないため、非常に安全性が高いのが特徴です。

炭酸ガスレーザーとは

炭酸ガスレーザーとNd:YAGレーザーの影響範囲の比較
炭酸ガスレーザーとNd:YAGレーザーの影響範囲の比較

炭酸ガスレーザーはほとんど水分に吸収され、歯周組織と皮膚組織にだけ反応し、深部にレーザーの影響が到達しないため安全に使用できるレーザーです。

炭酸ガスレーザーやエルビウムヤグレーザー以外のレーザーを歯茎に照射すると、レーザーのエネルギーがその深部にある歯根にまで到達し、歯根表面を傷つけて歯の神経を損傷してしまう可能性があります。

また、炭酸ガスレーザーは、照射した際に深部に大きな温度変化が起きないなどの利点があります。もし深部に大きな温度変化が起きてしまうと、歯茎の下にある骨に熱が加わります。骨は50度以上の熱によって壊死する可能性があります。

炭酸ガスレーザーの歯周病治療の効果

炭酸ガスレーザーには大きく分けて下記の2つの効果があります。

  • HLLT作用(High reactive Level Laser Therapy)
  • LLLT作用(Low reactive Level Laser Therapy)
炭酸ガスレーザーに対する生体反応
炭酸ガスレーザーに対する生体反応

HLLT作用とは、切開や蒸散と言われる、異物や腫瘍を除去したりする作用です。
それに対してLLLT作用とは組織の再生や治癒を促進する作用です。この作用は炭酸ガスレーザーにのみ特化した作用であり、メス切開するよりも炭酸ガスレーザーで切開した方が傷の治りが早く、痛みも少ないなどの利点があります。

歯周病により歯茎に炎症がある場合、炭酸ガスレーザーのHLLT作用により歯周病細菌の殺菌、炎症組織の除去を行ないます。
続いて炭酸ガスレーザーのLLLT作用により傷ついた歯茎を修復して行きます。細胞外情報伝達因子に多くの信号が送られ、組織の創傷治癒が急速に進行します。

まずは初診カウンセリングへ

当院はカウンセリング後に治療計画へご同意いただいてはじめて治療を開始します。
初めての方でも安心していただけるように30分から60分の長めのカウンセリング時間を設けておりますので、ご不安・ご不明な点についてまずはお気軽にご相談ください。

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