レーザーによる抜かない歯周病治療
「歯が揺れて痛み、硬いものを噛むことができない」
「歯茎から血や膿が出る」
「歯茎が大きく下がってしまった」
「強い口臭がある」
このようなお悩みはありませんか?
もし複数あてはまるなら、重度歯周病かもしれません。
まずは歯周病の進行度をチェックしてみてください。
歯周病の進行度チェック!
軽度歯周病(歯周ポケット4~5mm)
- 歯肉の赤み
- 歯茎の腫れ
- 歯茎からの出血
▼
抜歯せずに治療可能
中等度歯周病(歯周ポケット4~6mm)
- 歯がグラグラする
- 歯茎が下がり、歯根露出が始まる
- 口臭や歯肉のかゆみがある
- 唾液がネバつく
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抜歯せずに治療可能
重度歯周病(歯周ポケット6mm以上)
- 硬いものを噛むことができない
- 歯肉が大幅に退縮している
- 膿が出る
- 自然出血する頻度が多い
▼
抜歯の可能性がある
抜歯宣言されても諦めないでください
当院では、たとえ重度の歯周病でも粘り強く治療を続け「抜歯をしない」ことが最善の選択だと考えます。
どんなに優れた義歯やインプラントであっても、天然の歯には敵わないからです。
しかし、重度歯周病治療というのは奥が深く、高度な技術が必要なのは間違いありません。そして、医師の技量不足や設備不足、保険治療における制約のために、多くの重度歯周病患者様が抜歯せざるを得ない状況になっていることも事実です。
抜歯を宣告された患者様を救うため、当院の長年の治療実績と研究成果をもとに考案した重度歯周病治療「Oral Revive プログラム」を通して、抜歯をせずに口腔環境を回復することのメリット、いつまでもご自分の歯で食事を楽しめる喜びを、一人でも多くの方に実感していただけるように願っております。
歯を抜かない3つのメリット
1. 食感・感触を楽しめる
どんなに優れた義歯でも、天然歯と比較して少なからず食感・味覚は損なわれてしまいます。その理由は、天然歯のもつ歯根膜というやわらかい膜のような組織にあります。
歯と顎の骨を支えている歯根膜は、クッションのような働きや、歯の感覚を脳に伝えるなど、とても重要な役割を担っています。歯は単に食物を咀嚼するだけのものであると考えてしまいがちですが、この歯根膜があることで繊細な食感を感じることができるのです。
天然歯を残すことは、いつまでも食事や会話を違和感なく楽しむこと、そして豊かな人生を送ることに繋がります。
2. 再発防止、口腔内環境の維持
天然歯を残すことは、歯周病の再発リスクを抑える点でも有利に働きます。
歯周病は容易に再発する病気です。口腔内には常に多くの細菌がおり、一時的に細菌の数を減らしても、治療後のケアを怠れば、すぐにその数は増えてしまいます。
この際、歯根膜などの歯周組織は細菌に対して抵抗力を持っていますが、歯周組織の無いインプラントは天然歯に比べて何倍ものスピードで歯周病(インプラント周囲炎)が進行してしまいます。
歯根膜を始めとする歯周組織を残すことで、治療後の健康的な状態を維持しやすくなります。
当院では、歯周組織の破壊が著しい場合には、再生治療によって失われた歯周組織を再生し、歯周病菌に対する抵抗性を保ちやすい状態にまで回復させる治療も行っております。
再生治療、歯周病治療後のメンテナンスなどの充実したアフターケアを通して、良好な口腔環境を長期にわたって維持できます。
3. 生涯医療費を抑えることができる
重度の歯周病であっても歯を保存できるケースであれば、入れ歯やインプラントよりも歯周病治療の方が、患者様の経済的な負担を抑えることができます。
また天然歯の保存による負担の軽減は、一時的なものではありません。
歯周病は全身疾患との関連も指摘されています。歯周病治療を行い、口腔内を良い状態で維持しやすくすることで、生涯医療費も小さくなります。
当院の抜かない歯周病治療「Oral Revive プログラム」
「Oral Revive プログラム」とは、他院で抜歯宣告された重度歯周病の方でも可能な限り抜かずに治療することを目的として当院が考案した、現代歯科医療における最高峰のオールインワン治療プログラムです。精度の高い治療による健康的な口内環境作りはもちろん、その維持までしっかりとサポートを行うことで、より良好な生活レベルの獲得を実現します。
Oral Revive プログラムの治療の流れ
【来院1回目】カウンセリング・口腔内診査・歯周精密検査
お口の中を拝見し、現在の患者様のお悩みの原因が歯周病かどうかを判定します。 ご要望を伺いながら、治療のゴールや治療の選択肢について詳しくご説明します。
歯周精密検査、レントゲン検査を行って歯周病の程度を正確に把握し、治療の回数を決定します。症状が重度の場合にはCTを撮影することもあります。
【来院2回目~7回目】内視鏡・レーザーによる歯周病治療
レーザーで歯周病原因菌の殺菌と炎症組織の除去を行い、歯垢・歯石を取り除きます。
次に、歯垢が付着しにくくなるよう、歯の表面を磨きをかけてツルツルにします。
【治療終了後2週間後】再評価検査・歯周精密検査
もう一度歯周精密検査を行い、歯周病治療によってどのくらい改善したかを診査します。
その結果によって今後のメンテナンスの間隔を決定します。
【数ヶ月~半年に1回】歯周病再発予防メンテナンス
メンテナンスに移行し、歯周病治療後の経過を観察します。
治療終了後約3か月で、元の細菌数の30%が戻ってくることが証明されています。再発リスクを減らし、治療後の口腔内の健康的な状態を維持するためにも、メンテナンスは非常に重要です。
Oral Revive プログラムの特徴
精密検査による精度の高い歯周病治療
- 治療結果を左右する歯周ポケット精密診断
- 再発予防のための細菌検査
- CTによる3D撮影で状況を正確に把握
歯周病治療に限らず歯科治療で大切なのは、一時的に症状を抑えるだけではなく、再発を予防し健康な歯を維持していくことです。
そして、歯周病の再発予防で重要なのは、歯周病菌を残さず取り除くことです。
そのためには、まずどれだけ精密な検査ができるかがカギとなります。
まず、各歯の周囲6ヶ所の歯周ポケットの深さを測定し、 ポケット測定時の歯肉出血、歯の動揺度、プラーク(歯垢)付着度を入念に診断します。
大切なのは、問題の大きい歯1本だけでなく、お口の中全体の状態を正確に把握・記録することです。そうすることで、治療効果の評価や治療後の経過についても正しく判断できるからです。
そして細菌検査では、患者様の歯周病がどんな種類の歯周病菌によって引き起こされているのか、またその比率はどれくらいか調べます。
それにより、おひとりおひとりの口腔環境に合わせた、より予知性の高い適切な歯周病治療が可能になります。
さらに、重度の歯周病の場合には、CT撮影も行います。
炎症が歯を支える骨(歯槽骨)にも及び、骨の吸収が引き起こされる場合があるためです。
レントゲンで得られるのは2次元の平面的な情報のみとなるため、骨の吸収が起こっていること自体は分かっても、それがどれくらい広がっているか、といったことは分かりません。
一方で、CTスキャンであれば3次元の立体的な情報が得られます。
骨の吸収の程度について正確に把握することができるため、より安全で適切に治療を行うことができます。
負担が少なく効果の高い歯周病レーザー治療
- 歯周病菌の死滅・無毒化が可能
- 痛みが少なく、治療後の治癒が早い
当院では、先進歯科医療機器を用いて、できるだけ負担の小さい治療を行っていきます。
エルビウムヤグレーザー、炭酸ガスレーザー、ペリオウェイブ(光線力学療法)の3種のレーザーを、患者様の口腔環境やご要望に応じて使い分けます。
レーザーを使うことで、従来の歯周病治療では不可能だった歯周病菌の死滅・無毒化が可能に。しかもレーザーは痛みが少なく治療後の治癒も早いというメリットがあります。
各レーザーの詳細は下記のページよりご覧ください。
歯周病レーザー治療期間・費用
治療期間については症状により若干前後しますが、最短1日より対応いたします。 また、北海道から沖縄まで遠方からご来院される患者様も多数実績がございますのでお気軽にお問合せください。 全ての費用は事前に御見積をさせていただき明確にご提示させていただきます。
症状 | 軽度の歯周病 | 中等度の歯周病 | 重度の歯周病 |
---|---|---|---|
日数 | 1~2日 | 2~6日 | 3〜8日 |
回数 | 1〜2回 | 4回 | 6回 |
費用 |
¥47,300
¥77,500 |
¥156,200
¥325,800 |
¥228,800
¥483,200 |
上記費用は目安です。症状によって費用は変動します。
医療費控除の対象となります
自費の治療費(審美を除く)は医療費控除の対象となり、所得税の確定申告時最高200万円を限度として年間所得から控除できます。詳しくは料金ページをご覧ください。
お支払い方法
自費診療の場合、現金のほかクレジットカード・カードローンがご利用になれます。
クレジットカード
以下のクレジットカードが利用可能です。
デンタルローン
ご利用可能額 |
10万円~800万円(1万円単位) ※500万円を超える場合には、収入証明書が必要です |
---|---|
利率 |
年7.0%~11.0%(固定金利) ※審査により決定します |
返済回数 | 6回以上120回以内 |
※デンタルローンのご利用には、当院提携銀行による審査が必要です。詳細はお問合せください。
歯周病レーザー治療に関するよくある質問
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Q
歯周病レーザー治療は痛くないのでしょうか。
-
A
レーザーの照射はわずか1万分の3秒という短い単位で行うため、歯周病の治療においてほとんど痛みが生じません。
※痛みに弱い方には投薬で対応いたします。
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Q
妊婦やペースメーカー使用者でも麻酔は使えますか?
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A
歯周病レーザー治療では、患部の切開を行わず、レーザーでの蒸散を行うため、痛みがほとんど生じません。そのため、麻酔の回数を少なく抑える事が可能であり(麻酔が必要ないケースさえあります)ペースメーカーを使用している方、妊婦の方など麻酔の影響が大きい方の治療も可能となっています。
-
Q
歯を抜かずに治療するメリットはあるのでしょうか?
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A
歯を残すメリットの1つは、天然の歯は歯周病原因菌に対して抵抗力をもつため、一度健康な状態に回復してしまえば、その後の再発リスクを抑える上で有利に働く点です。
インプラントでは、たとえどんなに優れた素材を用いても、天然歯に比べて何倍ものスピードで歯周病(インプラント周囲炎)が進行するおそれがあります。
歯を抜かない治療については、当院の歯周病専門サイトで詳しく説明していますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
-
Q
歯槽膿漏ですが、抜歯せずに治療を行えるのでしょうか。
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A
重度の歯周病の方でも、破壊された歯の支持組織を歯周組織再生療法や骨移植で再生させることにより、自分の歯を残し、元の健康な状態に近づけることが可能な場合があります。
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Q
なるべく早く歯周病・歯槽膿漏を治したいのですが…
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A
歯周病レーザー治療では、患部の殺菌・蒸散に加え、治療後の感染経路となる出血部位の止血と熱消毒を行えるため、治療後の経過が非常に良好であり、治癒も早い傾向にあります。
軽度の歯周病であれば1回、中度であれば週1回の治療を3〜4回で、メンテナンスへ移行できます。なお、遠方からお越しの方で集中治療をご希望の方は、少ない通院回数での治療の相談も可能です。カウンセリングの際にご希望の旨をお申し付けください。
-
Q
歯周病治療後、歯が長く見えてしまうのが気になります。
-
A
通常の歯周病治療では歯周病菌に感染した歯肉を除去するため、治療後に歯が長く見えてしまうという欠点がありました。しかし当院では、歯周病レーザー治療に加えて、歯周組織再生療法や歯周整形治療(歯肉移植)を組み合わせることで、歯と歯茎のバランスを改善することも可能です。
医療広告ガイドライン薬機法に関する記載
オペレーザーPRO(炭酸ガスレーザー)は、国内においては薬機法上の承認を受けておりません。
〈入手経路〉
株式会社ヨシダから入手
〈国内の承認医薬品等の有無〉
現時点では、同一の効果を有する国内承認医療機器はございません。
〈諸外国における安全性等に係る情報〉
オペレーザーPRO(炭酸ガスレーザー)は、歯科治療に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。
エルビウムヤグレーザーは、国内においては薬機法上の承認を受けておりません。
〈入手経路〉
株式会社モリタから入手
〈国内の承認医薬品等の有無〉
現時点では、同一の効果を有する国内承認医療機器はございません。
〈諸外国における安全性等に係る情報〉
エルビウムヤグレーザーは、歯科治療に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。